平成２７年４月７日、「地域貢献セミナーＶＯＬ．７　税制改正と事業承継について」を上大岡ウイリングにて開催いたしました。

今回は３部構成で、

「平成２７年度税制改正の概要」、

「これからの相続対策」、

「事業承継について」

ということでお話をしました。

セミナーの前半は当社の税理士、釼持恵子より税制改正の概要とこれからの相続対策というテーマでお話をしました。

平成２７年度税制改正はそれほど大きな改正項目はありませんでしたが、結婚子育て資金の一括贈与の非課税などの改正項目がありました。

また、今年からスタートしている相続税改正の内容と影響、マイナンバー制度などについて解説しました。

これからの相続対策ということでは、国外財産調書や、財産債務調書、マイナンバー、生命保険に関する調書とここ数年の個人情報の透明化に見える税務署との関わり合いの変化などを説明し、贈与を中心とした相続対策について検討しました。

後半の事業承継については、当社の税理士、山本哲からお話をいたしました。

オリジナルのレジュメを使って事業承継の全体像や、事業承継計画の重要性、後継者と承継方法の類型などについて解説をしました。

さらに財産の承継という切り口で、自社株対策、法人から個人への財産の還元方法の事例、事業承継資金の３つの視点で説明をいたしました。

１４時から１６時過ぎまで２時間余りのセミナーでしたが、当社が今まで取り組んできたこと、これからお客様に提案していきたいことなどを踏まえてご紹介できたと思います。       

セミナーのテーマは「土地活用・賃貸経営セミナー　知らないと損をする！相続税改正をわかりやすく解説」ということで、普段我々の顧問先の土地活用や賃貸経営のサポートをお願いしている積水ハウス様からご依頼をいただきました。

一般的な税理士のイメージというと町工場や商店といった中小企業の帳簿とか、決算申告とか、経理まわりのお手伝いをしているイメージだと思います。

私どもの事務所はそういったイメージ通りのお仕事だけではなく、地元の土地持ちの資産家、いわゆる地主さんを中心にしたお客様の不動産所得の確定申告や、相続税の申告、相続対策のご提案のお仕事をさせていただいております。

今年から相続税が改正されるということで、

「実際に相続税はどのくらいかかるの…？」

「対策をしたいのだけどどうすればいいの…？」

といったご相談を数多くいただくようになりました。

今回のセミナーではこういったお客様のご要望に対して我々がご提案している相続税対策の業務、資産対策業務の内容に沿って、実際の対策のすすめ方を我々が実務を行う上で経験したことや感じたことをご紹介しながら説明をさせていただきました。